「新世代GMAT」の詳細内容をGMACが公表

GMAC が、2012年6月に開始される “Next Generation GMAT Exam” (次世代GMAT)の具体的な内容を公開した。

Next Generation GMAT Exam to Add New Integrated Reasoning Section

公表内容は、以下の通り。

  • 総合的な論理判断力をテストする “Integrated Reasonig” セクションが、新たに追加される。
  • 現在2種類あるAWAを1つに統合し、AWA1つ分(30分)の時間を新セクションに充当する。
  • 試験の合計時間は、現在と同じ。
  • Verbal / Quantitative セクションの内容は、現在と同じ。

今回の発表内容を見るかぎりでは、30分の新セクション導入以外、試験の傾向に大きな変更はない模様。

Integrated Reasoning というセクション では、並べ替え可能なスプレッドシートなどの表やグラフを正確に状況を読み取ることを要求される出題があるとのこと。

多くの日本人受験者にとっては、Quantitativeセクション同様、取り組みやすいセクションになることが予想される。

以下は、上記リンク先のページにある次世代GMAT紹介ビデオ。

Posted in 余談 | Tagged | Leave a comment

GMAT試験会場の様子を説明したビデオ

MBA.comの公式ブログで、受験当日の手続やテストセンターの様子、雰囲気、注意点などがわかるビデオが公開された。

試験当日、会場での流れについて、さらに詳しい内容は、試験当日の注意点

Posted in 入門編, 受験手続, 試験の概要 | Tagged | Leave a comment

Official Guide for GMAT 12th / Verbal / Quantitative の違い

3種類の最新版 GMAT Official Guide

以前の記事「OG for Verbal 1stと2ndの違い」に、3種類のOfficial Guideの違いについて質問のコメントを頂いたので、以下、補足。

問題の重複

The Official Guide for GMAT Review 12th Edition (以下、OG 12th)、The Official Guide for Verbal Review (以下、OG for Verbal)、The Official Guide for Quantitative Review (以下、OG for Math)との間には、問題の重複はない

(正確には、編集者の手違いでOG 12thとOG for Verbalに1問だけ重複した問題が紛れ込んでしまっている。)

3冊で合計およそ1,400問、収録されている。

問題の攻略法の解説

3冊とも、科目ごとに”Test Taking Strategies”という項目が設けてあるが、「問題文は最後まで読みましょう」等の、ごく当たり前の内容が書かれているのみ。

むしろ、”Test Taking Strategies”に書いてあることを素直にその通りに実践すると、問題の解答には無関係な部分も全て読むことになり、無用に長い時間がかかってしまう可能性が高い。

学習の順序

著者であるGMACのもともとの意図としては、「まず OG for 12th を学習し、その後で、科目ごとの問題集が必要な場合に、OG for Verbal / Mathに進む」という位置づけであったはず。

しかし、実際に収録されている問題を見ると、OG for 12thの方が、Verbal / Mathよりも、ややレベルの高い問題の数が多くなっている。

また、Critical Reasoning 「Bold フォントの問題」など、OG for Verbalには少ない問題が OG for 12th に多く収録されている。

数学の問題も OG for MathよりもOG for 12thの方が、難しい問題の割合が比較的高い。

したがって、3冊とも購入する予定であれば「OG for Verbal / Math」 → 「OG for 12th」の順序で学習するのが一般的にはおすすめ。

もし、3冊すべてを学習する時間がない場合、基本をしっかり身につける目的なら OG for Verbal / Mathを購入し、英語力や試験スキルに自信があり、短期間で高得点を狙うなら OG for 12th を購入するのがよいのではないだろうか。

版の改訂

OG for Verbal / Quantitative は、1st edition の発売時期が2005年9月で、2nd editionの発売が2009年8月だった。

OG for 11th 発売開始は2005年9月、12thは2009年3月だった。

過去の改訂ペースを考慮すると、おそらく、2012年に 『新世代GMAT』が登場するまで、OG for 13th や、Verbal / Math 3rd editionが発売されることはないだろうと思われる。

Posted in Official Guide, 入門編, 教材 | Tagged , , | 2 Comments

OG 12th のエラー – SC -

The Official Guide for GMAT Review 12th の間違い

The Official Guide for GMAT 12th editionには、11th editionから修正されずにそのまま残ってしまったエラーがいくつかある。OGの問題および解答には間違いはないが、解説の記述のなかには、執筆者が問題の趣旨を十分に理解していないと思われる明らかな誤りや、うっかり気づかなかったと思われるエラーがいくつかある。(2006年に、問題作成者・管理者がETSからACTへと移管されたのが食い違いの原因。)

今回は、Sentence Correction (SC)の解説中のエラーについて。

P. 702 第37問 (C)の解説

C      The construction so x as to y is not a correct idiom.

C      so x as to y という構造は、正しイディオムではない。

OG 12thの解説では、「so x as to yという表現は正しイディオムではない」と、断定してしまっている。しかし、他の過去問では、so x as to y(yするほどにxである)というイディオムが、正しい用法として正解になっている。

本問題の選択肢(C)が不正解である本来の理由は、「『形容詞+動詞+主語』という形の倒置構文では、主語が代名詞になるべきでない」というものであったはずである。

so x as to y というイディオムが正解になっている出題例
  • Official Guide for GMAT Review 10th Edition 第88問

P. 714 第59問 (A)の解説

A      In that is stilted and overly formal.

A      In that は堅苦しく、過剰に形式ばっている。

in thatという表現を、単に「堅苦しく、過剰にフォーマル」という理由で誤りとしている。しかし、in that ~ (~という点において)という表現は、過去問で少なくとも2回以上、正解になっている。

本問題の選択肢(A)が不正解である本来の理由は、「in that ~ (~という点において)という表現は、あるものの特質や価値判断に対しての理由を示す言葉なので、本問題の文脈で用いるべきではない」というものであったはずである。

in that という表現が正解になっている出題例
  • Test Code 52 第22問
  • Official Guide for GMAT Review 10th Edition 第208問

誤りではないが、不適切な解説

P. 691 (C) (D)の解説

C     Although typically introduces a subordinate clause,

D     Although usually introduces a subordinate clause,

C     Althoughは、通常、従属節を導く

D     Althoughは、通例、従属節を導く

Althoughは、通常、従属節を導くものであるが、(C)(D)はalthoughの後に主語と動詞がないためよくない、という解説の趣旨。しかし、although の後に、主語とbe動詞が省略されて、分詞や形容詞が来るのは、むしろ「通常」のことである。実際、すぐ後のP. 701 第35問で、下線部分の後にalthough growing slowly という表現が使われている。

Posted in Official Guide | Tagged | Leave a comment

OG 12th の誤り – CR -

The Official Guide for GMAT Review 12th の間違い

The Official Guide for GMAT 12th editionには、11th editionから修正されずにそのまま残ってしまったエラーがいくつかある。OGの問題および解答には間違いはないが、解説の記述のなかには、執筆者が問題の趣旨を十分に理解していないと思われる明らかな誤りや、うっかり気づかなかったと思われるエラーがいくつかある。(2006年に、問題作成者・管理者がETSからACTへと移管されたのが食い違いの原因。)

今回は、Diagnostic Test部分のCritical Reasoning (CR) の解説中のエラーについて。

P. 79 第21問 の解説

誤っている箇所

解説中、Reasoningという部分3行目に、以下の記述がある。

“If it were determined that metal objects were traded from one culture to the other, it could be possible that the metalworking techniques were passed along as well.”

“もし金属製品が1つの文化から別の文化へと売買されたということが事実なら、同様に金属細工の技術も伝えられたという可能性がある。”

問題点

問題本文の仮説は、要約すると、「7世紀のメキシコでエクアドルと同じ技術を使った指輪が発見された。ということは、メキシコの職人がエクアドルから金属細工の技術を学んだはずだ」というものである。

解説では、「7世紀にエクアドルとメキシコの間で金属製品の貿易があったことが事実なら、金属細工の技術も職人の間で伝えられた可能性が高いと言っている」が、疑問である。

メキシコで発掘された指輪にエクアドルと同じ技術が使われていたのは、金属細工の技術がエクアドルからメキシコの職人に伝えられたのではなく、単に製品が貿易によって売買されたためである可能性が、むしろ高いはずである。

選択肢(A)は、「もしメキシコとエクアドルの間で貿易があったなら、単に金属製品がエクアドルから輸入されたためにメキシコで発掘されたのであって、金属技術まで伝わったとは言えないのではないか。したがって、『当時、両国の間に貿易があったかどうか』が明らかになれば、本当に金属細工の技術が伝わったかどうかを確認できる。」という理由で正解になる、というのが、もともとの問題作成者の趣旨であったはずだ。

解説の執筆者が言うような「貿易があったということは、技術も伝わったはず」というような非常に飛躍のある推定とは、むしろ逆の理由である。

P. 83 第25問の解説

誤っている箇所

まず、解説中、Reasoningという部分4行目に、以下の記述がある。

“If the frequency of stopping increases when the beetle follows a swerving insect and must constantly change its course, then the second hypothesis is strengthened; the beetle’s pauses increase as the variety of visual information that it needs to deal with increases.”

“もし、向きを変えながら逃げる獲物を追いかけているあいだ常に進路を変える必要がある場合に、甲虫の停止の頻度が上がるのであれば、第2の仮説が支持されることになる。処理すべきさまざまな視覚的情報が増加するにつれて、昆虫の一時停止は増加することになる。”

また、選択肢(B)の解説にも、同様の趣旨の記述がある。

“This statement provides information that strengthens the second hypothesis: the swerving pursuit and the resulting continual course adjustments appear to be forcing the beetle to stop with increasing frequency to sort out the erratic visual information.”

“この記述は、第2の仮説を強めることになる。向きを変えながらの追跡と、そのための断続的な進路変更のせいで、不安定な視覚的情報を整理するため甲虫はますます高い頻度で停止せざるを得なくなる。”

問題点

本文では、tiger beetle (ハンミョウ)という甲虫が獲物を追いかけている間に何度も一時停止を繰り返す理由として、2つの仮説が紹介されている。

仮説1: 追跡中、疲れるので休息のために停止する。

仮説2: 追跡中、急激に変化する周囲の状況を視覚的に処理できなくなり、目が見えなくなるため停止する。

もし第2の仮説が正しければ、進路を変えながら逃げる獲物を追いかける場合、追いかけ始めた始めた時点で、周囲の状況を目で追えなくなり、最初から停止の頻度は高くなるはずである。

解説の執筆者が言うような、「視覚的情報を処理できないから、ますます停止の頻度が高くなる」という状況が生じることは、考えにくい。

むしろ、選択肢(B)「追跡が進むにつれて、停止の頻度が高くなる」ということは、当然、追いかけている甲虫の疲労が溜まってきたからだと考えるのが自然である。

したがって、OG解説の内容とは逆に、選択肢(B)が事実なら「仮説1」をサポートするという点で、(B)が正解になるはずである。

Posted in Official Guide | Tagged | Leave a comment
  • 記事カテゴリー

  • GMAT トリビア情報

    More tweets from gmat_blogger